歯周病は歯の喪失原因 第1位、全身への影響も
全国の歯科医院における抜歯処置の主な原因が調査されました。
日本人の抜歯の主原因別の割合は多い順に、歯周病(42%)、次いでう蝕(33%)、破折(11%)という結果で、抜歯の原因で最も多かったのが歯周病でした。
歯と歯肉(歯ぐき)の境目に付着したプラーク(歯垢:細菌の塊)や歯石の中に存在する歯周病菌により、歯肉の発赤、腫れ、出血などが起きる病気です。
進行すると歯と歯肉の間に深い隙間(歯周ポケット)ができ、そのままにしておくと、歯を支えている歯槽骨などの歯周組織が破壊され、結果的に歯を失う原因となってしまいます。
歯周病が起こるということは、口の中で常に炎症が起きている状態になります。
その際、炎症によって出てくる毒性物質は歯肉の血管から全身を巡り、様々な全身的疾患を引き起こしたり、悪化させたりする原因となります。
最も有名なのは糖尿病です。
糖尿病に関しては糖尿病は歯周病を悪化させ、歯周病は糖尿病を悪化させるという、負のサイクルになっています。
その他にも歯周病は心膜症・心内膜炎、非アルコール性肝炎(NASH)、低体重児出産・早産、関節リウマチ、動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)などに関与しています。
また、歯周病菌の中には誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、高齢者の死亡原因で高い割合を占めている誤嚥性肺炎の原因ともなっています。
最近では、歯周病菌の1つであるPorphyromonas gingivalisという菌がもつジンジパインというタンパク質分界酵素はアルツハイマー病悪化させる可能性が示唆されています。
歯周病の予防・治療を行うことは、抜歯となるリスクを下げることに留まらず、様々な全身的疾患のリスクを下げることにも繋がります。
日々の歯磨き・口腔ケアを見直し、口腔機能の維持・向上と共に全身の健康も守っていきましょう。
歯周病治療についてはこちらでも詳しくご案内しています。
https://y-shika.com/treatment/periodontitis/
日本人の抜歯の主原因別の割合は多い順に、歯周病(42%)、次いでう蝕(33%)、破折(11%)という結果で、抜歯の原因で最も多かったのが歯周病でした。
そもそも歯周病とは?
歯と歯肉(歯ぐき)の境目に付着したプラーク(歯垢:細菌の塊)や歯石の中に存在する歯周病菌により、歯肉の発赤、腫れ、出血などが起きる病気です。
進行すると歯と歯肉の間に深い隙間(歯周ポケット)ができ、そのままにしておくと、歯を支えている歯槽骨などの歯周組織が破壊され、結果的に歯を失う原因となってしまいます。
全身への影響
歯周病が起こるということは、口の中で常に炎症が起きている状態になります。
その際、炎症によって出てくる毒性物質は歯肉の血管から全身を巡り、様々な全身的疾患を引き起こしたり、悪化させたりする原因となります。
最も有名なのは糖尿病です。
糖尿病に関しては糖尿病は歯周病を悪化させ、歯周病は糖尿病を悪化させるという、負のサイクルになっています。
その他にも歯周病は心膜症・心内膜炎、非アルコール性肝炎(NASH)、低体重児出産・早産、関節リウマチ、動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)などに関与しています。
また、歯周病菌の中には誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、高齢者の死亡原因で高い割合を占めている誤嚥性肺炎の原因ともなっています。
最近では、歯周病菌の1つであるPorphyromonas gingivalisという菌がもつジンジパインというタンパク質分界酵素はアルツハイマー病悪化させる可能性が示唆されています。
歯周病の予防・治療を行うことは、抜歯となるリスクを下げることに留まらず、様々な全身的疾患のリスクを下げることにも繋がります。
日々の歯磨き・口腔ケアを見直し、口腔機能の維持・向上と共に全身の健康も守っていきましょう。
歯周病治療についてはこちらでも詳しくご案内しています。
https://y-shika.com/treatment/periodontitis/
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