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院内新聞

第14回目 CGF

当院では、インプラント・歯周外科・口腔外科治療などの手術の際、骨や歯周組織の再生療法を実施しております。骨や歯茎などが足りない場所に最先端の技術を使用しております。その中でも今現在、最も期待されているのがCGFです。

CGFは従来のPRPにかわる次世代の血小板濃縮フィブリン製剤として、歯科分野や再生医療分野など多くの分野での応用が期待されております。CGFは患者様ご自身の血液を専用の遠心分離機にかけることで抽出されます。添加物を一切用いない完全自己血液由来の血小板や成長因子を多く含んだフィブリンゲルです。

手術前に患者様の血液を採取し、CGF(concentrated growth factors)を作ります。このフィブリンゲルは、他の骨補填剤と違って、何より完全自己血液なので感染症についても安心度が高い治療法なのです。

手術の創傷治癒効果を促進させたり、人工の骨補填材のかわりに使用したり、人工のメンブレン(骨を増やすための膜)のかわりに使用したりし、骨を同時に増やすインプラント治療を行っております。そのため、他院にて、骨が薄いためインプラントを断念された患者様にも対応いたしております。

MEDIFUGE(メディフュージ) CGF専用遠心分離機

CGF作製専用遠心分離機「メディフュージ」を使用し、CGFを作製します。
血液中の凝固因子が自然に刺激され、遠心分離により赤血球が分離されるとともに、成長因子や血小板を多く含むフィブリンゲル、CGFが形成されます。

形成されたフィブリンゲル、CGFは凝固剤・トロンビン・CaCl2等の添加物を一切用いておりません。そのため感染のリスクを低減させることができます。

CGFの使用例

1.骨補填材と混ぜて使用
CGFを骨補填材と混ぜて使用します。当院ではβ-TCPという人工骨を使用しますが、 CGFに成長因子と血小板が多く含まれているので、骨補填剤単独で使用するのに比べ、創傷治癒の促進が期待できます。そのため治癒機関が短くなります。

2.骨補填材のかわりに使用する
上顎洞底挙上(サイナスリフト・ソケットリフト)の際に、CGFのみを骨補填材のかわりに使用することができます。一切の人工物を使用しないのでより安心できます。

3.メンブレンのかわりに使用する
CGFを滅菌ガーゼではさみ、プレスするとメンブレン状になります。 GBRや歯周外科の際にメンブレンの変わりに使用することで、スペースメーキング機能やフィブリン本来のバリア機能により感染を防ぐなどの効果が期待できます。 またCGFは完全自己血液由来なので、免疫拒絶反応がなくより安全なのです。