Feature

当院の特徴

痛みが少ない治療

当院では「痛いから歯医者さんに行きたくない」という方のために、痛みの少ない治療を提供しています。

  • 「受身の治療」から「コントロールする治療」へ
  • 「麻酔の痛み」というストレスを軽減
  • 「抜かない」「削らない」治療が大前提

「むし歯治療は痛いもの」といったイメージから「ギリギリまで歯医者さんに行きたくない」という方がたくさんいらっしゃいます。当院では治療の痛みを抑えるために、患者様に合わせたいろいろな種類の麻酔法を準備しています。
そのほか、麻酔時の痛みや不快感の緩和、できるだけ「抜かない」治療の実践、削らないむし歯治療の提供など、歯医者は「痛い」「怖い」というイメージを払拭する様々な方法に取り組んでいます。

恐怖心を取り除くために
~主導権は患者様にあります~

「痛かったら手を挙げてくださいと言われたのに、そのまま治療を続けられた」
「本当は痛いのに、手を挙げる雰囲気じゃなかった」
このような経験をしたことはありませんか?
患者様が受身の治療では、よくあることではないでしょうか。ただ、歯科治療は本来、患者様主導で行われるものです。当院では、患者様の気持ちや主張を第一に考えた「患者様がコントロールする治療」を行います。
手を挙げていただければすぐに治療を中断しますし、治療方針も患者様のご希望を第一に優先します。歯医者本意の治療はいたしません。ぜひ、治療に関するご意見やお考えを積極的にお話しください。
また、患者様が「この先生、何だか頼りなさそう」「この治療は痛そう」「怖そう」といったマイナスイメージをもった状態では、どうしても痛みや恐怖心は拭えません。治療の前に十分お話を伺い、信頼関係を築いた上で治療を行います。安心して、ご来院ください。

「麻酔が痛い!」というストレスを軽減します

歯医者が嫌いな理由に「麻酔が苦手」というのを挙げられる方は少なくありません。当院では、麻酔自体の痛みや不快感を和らげるために様々な方法を取り入れています。

  • 表面麻酔
  • 電動麻酔

これらの方法に頼らなくても、針の刺し方やタイミング、注入時の圧のかけ方、注射を打つ場所によって、痛みを感じさせないことは可能です。患者様に合ったベストな麻酔を施します。ぜひ、ご希望をお聞かせください。

  • 注射の痛みを和らげる
    『表面麻酔』

    「麻酔注射が怖い、苦手」という方にも安心していただけるように、当院では注射の前に歯ぐきへ麻酔薬を塗ることで注射の痛みを和らげる表面麻酔も行っています。
    表面麻酔だけでも3種類準備して、症例と部位によって使い分けています。

  • 麻酔注入時の不快感を
    和らげる
    『電動麻酔』

    麻酔の針の刺さる痛みを抑えても、その後、麻酔薬を注入する痛みがあります。その痛みの原因は、麻酔を注入するスピードによる余計な圧力にあります。当院では「電動麻酔」と呼ばれる特殊な装置を使い、ゆっくりと麻酔薬を注入します。そのため麻酔注入時に伴う痛みや不快感を軽減します。

恐怖心の強い方、嘔吐反射などがある方へ

  • 笑気麻酔・経口鎮静法・静脈内鎮静法
  • リラックスして治療が
    受けられる
    『笑気麻酔』

    恐怖心の強い方、嘔吐反射などがある方には笑気麻酔を使います。笑気麻酔とは、専用の鼻マスクを使って鼻から吸引する麻酔です。笑気吸入装置で30%以下の低濃度笑気と70%以上の酸素を混合して使用するので、身体にも安全です。笑気は、ほのかに甘い香りで違和感もなく、気持ちよく吸入できます。現在、安全な麻酔法の一つで、とても精神的に安定した状態で治療を受けていただけます。

  • 鎮静剤を服用する
    『経口鎮静法』

    麻酔注射と比較して管理や投薬が簡単なのが、経口鎮静法です。治療前に鎮静剤を服用することで、患者様はリラックスして快適に治療を受けられます。薬剤によって意識レベルが低下するため、術後の不安感や疼痛の記憶も軽減されます。

技術とおもてなし

当院のおもてなし

元気な気持ちのよい対応

私がこれまで見てきた歯科医院の対応というのは、一般治療やインプラント、ホワイトニングなどのしっかりとした説明はしていても、患者様に対する「優しさ」「暖かさ」「明るさ」「元気さ」を感じられないものでした。

私は自分が開業するときに「歯の痛みで気分が暗くなっている患者様を、明るく元気な気持ちにする対応をしよう!」と決めました。

もちろん対応だけではなく、一般治療・インプラントや審美治療でも満足していただけるように技術向上も欠かしません。当院では「やり方」技術と「あり方」人間力の研鑽に日々努力しています。あなたが当院の入り口を入ると「こんにちは!」と笑顔でスタッフがお迎えします。

歯科医院らしくないくつろげる待合室

福岡では珍しく、従来の医療施設によくある待合室特有のちょっと重たい雰囲気を一掃して、都会のおしゃれなカフェのような待合室にしています。

外からの光も十分差し込むようにガラス張りにし、明るく開放感を出しました。また、待合室には張り紙が一切ありません。少しでも不安をなくし、楽しい、くつろげる時間をという気持ちを反映させました。

技術へのこだわり

講習会等の積極的な参加による技術研鑽

患者様の治療に合わせた最新医療機器の導入だけではなく、インプラントや審美治療などの技術の向上にも注力しております。また、技術だけでは十分ではありません。コミュニケーションを図りながら細かいところまで気を配り、満足していただける治療を心がけております。
院長を含めたスタッフ一同、技術「やり方」と人間力「あり方」のバランスの取れた研鑽と勉強を続けています。

当院の3階部分はセミナールームになっていて、最大で50名収容できるようになっており、定期的に院内研修やいろいろな先生方と意見交換会や研修会を行い、日々の研鑽に努めています。また、福岡県内外の歯科医師の先生向けのインプラント研修、審美研修セミナーの主催のほか、歯科衛生士さんに向けたセミナーを主催するなど、セミナーの主催も多数行っております。

衛生的な歯科治療の基本「ラバーダム」

お口の中はいろいろな細菌でいっぱいです。そもそも根の治療をしなければならない歯は、お口の中の細菌がむし歯などから根の中に入り込んでしまったために、これをキレイにすることを目的として行うものなのです。

治療中にお口の中の細菌が根の治療中の歯の中に入り、感染するのを防ぐために、必要と判断した場合は「ラバーダム」というカバーをかけて治療をしています。

これをしなければ、お口の中の細菌が治療している歯の中に入り放題になってしまい、せっかく治療した歯が、また時間が経ったときに感染して悪くなる可能性が高くなってしまいます。

これは、根の治療をするときの基本で、大学では必ずこのラバーダムを学びます。しかし、かけたり外したりするのにも手間と時間がかかるので、ほとんどの歯科医はこれをやらずに根の治療をしています。

正確な仮歯「プロビジョナル」

患者様の咬み合わせが治療中に崩れないように、仮の歯を常に正しく入れておくことで咬み合わせを保ちます。また、適合性の悪い冠を除去して、適合のよい仮歯にすることで歯周病の治療にも役立ちます。こういう仮歯のことをプロビジョナル・レストレーションといいます。

これは簡単なことなのですが、非常に手間と時間がかかります。ですから、それをどこまでやるかは、どこまで妥協するかとの勝負なのです。当院では、常に「こんなもんでよいか」という妥協心との戦いに打ち勝つことこそが、適切な治療への近道だと考えております。
※写真の歯は上下すべて仮歯です。

明るくて、向上心あるスタッフがお待ちしています

当院ではスタッフの人間力育成に力を入れています。スタッフに求めるのは「やり方」だけではなく「あり方」です。スタッフのあり方とは、

  • 仕事の目的は成長するため、お金のためではない
  • 感謝すること、今あるものに感謝すること
  • 人の幸せが自分の幸せ
  • 整理整頓、清掃清潔と躾の5S、人としての基本を大切にすること

これらの価値観を共有するため、日々ミーティングを重ねています。
当院では毎週ミーティングを行います。ミーティングではスタッフ自らが発言し、業務の中で気づいたこと、改善点などを話し合っています。
また、向上心の強いスタッフに恵まれているため、皆で様々な講習会やセミナーに参加しています。衛生士はホワイトニングコーディネーターなどの資格も積極的に取得し、業務の幅を広げています。
明るく、そして常に前向きで元気なスタッフがお迎えしますので、初めての方でも安心してご来院ください。

充実した医療設備

CAD/CAM治療(セレック)

CAD/CAM治療とは、コンピュータ上で製品の設計を行い、コンピュータ制御によって加工製造を行う技術のことです。自動車などの精密機械の部品の製造に利用されています。

「セレックシステム」は、医療先進国ドイツからやってきた、コンピュータ制御により歯の修復物(詰め物や被せ物)を設計・作製する、歯科専用のCAD/CAMシステムです。
機械の費用がとても高額であるため、まだまだ日本で導入されている医院は少ない状況ですが、当院では早くから導入し、患者様に大変満足していただいています。

ピエゾサージェリー

ピエゾサージェリーは、Dr.Tomaso Vercellotti(トマソ・ベルセロッティ)によって考案された現在注目されている手術器具です。三次元超音波振動を利用することで、切削部分の長さ・深さを正確にコントロールすることが可能です。

これにより、インプラントや抜歯の際、神経や血管などの軟組織を傷つけず安全に骨だけを切削することができます。当院ではピエゾサージェリーを導入し、患者様の負担をさらに軽減する施術を行っています。

ピエゾサージェリーによる繊細な治療は、インプラント・歯周外科などにおいて多くの可能性を示しており、骨移植・歯冠延長術・骨性癒着歯の抜歯にも応用され、治療の安全性を高めています。
従来の回転器具と比べて最小限の骨を安全に削ることができるので、今まで治療できなかった患者様に対して、より良い治療を施すことができます。

MEDIFUGE(メディフュージ)CGF専用遠心分離機

当院では、インプラント・歯周外科・口腔外科治療などの手術の際、骨や歯周組織の再生療法を実施しております。骨や歯ぐきなどが足りない場所に、CGFを使用しております。

CGFは従来のPRPに代わる次世代の血小板濃縮フィブリン製剤(骨や歯肉を再生する製剤)として、歯科分野や再生医療分野など多くの分野での応用が期待されています。CGFは患者様ご自身の血液を専用の遠心分離機にかけることで抽出されます。添加物を一切用いない完全自己血液由来の血小板や成長因子を多く含んだフィブリンゲルです。

手術前に患者様の血液を採取し、CGF(concentrated growth factors)を作ります。このフィブリンゲルは、ほかの骨補填剤と違って、何より完全自己血液なので感染症についても安心度が高い治療法なのです。

手術の創傷治癒効果を促進させたり、人工の骨補填材(骨を再生する製剤)の代わりに使用したり、人工のメンブレン(骨を増やすための膜)の代わりに使用したりし、骨を同時に増やすインプラント治療を行っております。そのため、他院にて、骨が薄いためインプラントを断念された患者様にも対応いたしております。

MEDIFUGE(メディフュージ)CGF専用遠心分離機

  1. 骨補填材と混ぜて使用

    CGFを骨補填材と混ぜて使用します。当院ではβ-TCPという人工骨を使用しますが、CGFに成長因子と血小板が多く含まれているので、骨補填剤単独で使用するのに比べて創傷治癒の促進が期待できます。そのため治癒期間が短くなります。

  2. 骨補填材の代わりに
    使用する

    上顎洞底挙上(サイナスリフト、ソケットリフト)の際に、CGFのみを骨補填材の代わりに使用することができます。一切の人工物を使用しないので、より安心できます。

  3. メンブレンの代わりに
    使用する

    CGFをプレスすると、メンブレン状になります。GBRや歯周外科の際にメンブレンの代わりに使用することで、スペースメーキング機能(骨を再生するための機能)やフィブリン本来のバリア機能により感染を防ぐなどの効果が期待できます。またCGFは完全自己血液由来なので免疫拒絶反応がなく、より安全なのです。

歯科用CT

患者様へ、よりよい治療を提供するための機材「歯科用CT」を導入しました。
病院などで耳にしたり受けたりしたことがある方も多いと思いますが、CTとは、コンピュータを駆使してデータ処理と画像の再構成を行うことで、断層写真(立体的に三次元的に対象物を見ることができる画像)を得ることができる装置です。

歯科用CTは、実は近年開発された歯科治療に特化したCT装置で、病院で使用するCTとは異なるものです。
これは、主にインプラントや親知らずの抜歯などの治療、矯正治療の診断に用いられます。三次元の高画質画像を用いることで、断層方式パノラマX線写真や口内法X線撮影法(いわゆるレントゲン)では判別しにくい痛みや症状の原因の究明、より精密な診断に役立ちます。

歯科用CTは、コーンビーム式のスキャンを行うことで、短時間のX線照射による歪みの少ない画像を、断面でとても詳しく観察することができます。

歯科用CTと医科用CTの違い

歯科用CTと医科用CTとの大きな違いは、撮影方法が医科用は被写体(患者様)が横たわるのに対し、歯科用CTではどこのメーカーの装置でも座ったままでの撮影となることです。

また、撮影時間がかなり短く10秒ほどで済みますので、被曝線量が医科用の約10分の1と非常に少ないところも大きな違いとなります。それでいて超高解像度画像から広範囲撮影まで選択可能で、医科用CTの約5倍の情報量を得ることが可能です。

歯科用CTのメリットとしては、かかりつけ歯科医院で検査から治療が可能であることがあげられます。従来、大規模病院などにしかなかった歯科用CTですが、当院でも導入したことでより正確な診断に役立つことはもちろん、経過観察などにおいてもその都度大規模な病院へ行く必要がありません。

また、インプラント治療での活躍が大いに期待できるということも特筆すべき点です。

インプラント治療におけるCT検査のメリットはとても大きく、通常のレントゲンでは正確に確認できない神経管の位置やインプラント埋入部位の骨の状態が正確にわかります。そのため、骨造成が必要と思われた症例でも十分な骨量が確認でき、約6ヵ月間の治療期間短縮と手術の負担を軽減できることもあります。

歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)

歯の根の部分の治療や歯肉の審美的な治療、インプラント手術をするために「マイクロスコープ」という拡大顕微鏡を使っています。一般治療だけではなく、インプラントや審美治療にもこの機械を使用することで正確なお口の状況把握ができ、より精密な治療が可能です。

歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)について

歯科用マイクロスコープは、顕微鏡レベルで精密に歯を診査・診断および処置を行うためには必要不可欠の医療機器です。
使いこなすためにはトレーニングが必要ですが、熟練すれば高倍率下で肉眼やルーペを用いて観察していたときには想像もできないような精密さを持って術野を観察し、精密で正確な処置を行うことが可能となります。

歯科用マイクロスコープには、歯周外科手術や冠の支台歯の形成、根管治療など幅広い用途があります。肉眼やルーペでの処置に比べ、治癒期間の短縮、さらに精密な適合、治療不可能であった根管の治療など様々な利点があります。

歯科用マイクロスコープの普及率

高倍率の顕微鏡の使用は現代の歯科医療のレベルを変え、歯科医師の仕事自体を変えようとしています。

現在、米国の大学院生教育においてEndodontic(根管治療)のカリキュラムではSurgical Operating Microscope(SOM:外科手術用顕微鏡)のトレーニングが必修となっています。しかし、例えアメリカでも歯科用顕微鏡を導入している歯科医院は決して多くはありません。ましてや福岡の歯科医院にはほとんどなく、全国的にも普及率は限りなく少ないと言われています。

アメリカで行われた調査では、顕微鏡を用いずに治療を行っている歯科医師の多くは顕微鏡の必要性を感じていないと答えているそうです。顕微鏡を用いずに治療を行っている歯科医師は、自分の治療の結果を顕微鏡で観察する機会がほとんどないからではないでしょうか。

実際、ルーペを用いて概形を形成し、顕微鏡を用いて仕上げをすると、その精度の違いにびっくりすることがあります。まるで、ノコギリで切った面をサンドペーパーで仕上げるような感覚です。一旦歯科用顕微鏡を使い始めると、顕微鏡下での処置と通常の処置の間の大きな治療の質の差が本当によく理解できるようになります。

当院で使用している歯科用マイクロスコープ

当院では、米国Global社の歯科用顕微鏡を使用しています。Global社の歯科用顕微鏡は米国のEndodontist(根管治療専門医)の中で最も評価が高く、多くの米国の歯科医師が使っています。

デジタルレントゲン

当院ではデジタルレントゲンを採用しております。
通常のレントゲンよりも被曝線量が5分の1になりました。また、モニターで拡大して説明することができるので「わかりやすい」と好評です。患者様に少しでも無駄なリスクを負わせたくないという思いから導入しました。

ユニット

当院では治療ユニット6台、予防専用ユニット2台を備えています。予防専用ユニットはタカラベルモント社の製品で、開発に衛生士さんも携わっていたらしく、主に女性の体型に合わせて作られたということです。幅が広く、包まれるような座り心地で、やわらかい間接照明とも併せ、治療前に眠ってしまうことがあるくらい快適です。

治療用ユニットもタカラベルモント社のフラッグシップとなる最上位機種を導入することで、安心安全で快適に治療を受けていただくことができます。

エアーフロー

お水とパウダーを吹き付けて汚れを除去します。タバコのヤニや、コーヒー・紅茶・お茶での着色を歯にキズ付けることなく、瞬時に吹き飛ばしてくれます。通常のPMTCでは取りきれない歯間や細かい溝のクリーニングなどにも威力を発揮します。
手早くキレイでツルツルになり、お口もさっぱりして多くの方に喜ばれています。
また、インプラントや歯周病のポケットのクリーニングも威力を発揮します。

ZOOM Advanced Power System

当院では、ホワイトニングの先進国アメリカにおいて信頼の高いホワイトニングシステム「ZOOM Advanced Power System」を導入しています。
数あるオフィスホワイトニングシステムの中で、短時間で高い効果が期待できる「ZOOM Advanced」は、アメリカでは美容サロンやエステに行くぐらいの、いわばオシャレを楽しむためのものとしても利用されています。
最近では特に、結婚式を間近に控えている方、お仕事帰りのビジネスマン、美意識の高い女性が多くご来院されています。もちろん、皆様満足されて医院を後にされます。
アメリカの男性の歯科受診動機の1位はホワイトニングだそうです。

KAVO コントラ

インプラント用のドイツ製のモーターです。通常の治療に使用するエアタービンとは異なり、電気モーターで稼動します。またトルクが強く、痛みが少ないという特徴もあります。
このコントラ、メーカーを車で例えるならばベンツです。機材自体は決して安いものではありませんが、よりよい機材を使用することでさらに精度の高い治療が可能となります。
当院では2台用意しており、手術中に万が一機器にトラブルが生じてもすぐにバックアップできるよう、準備をして手術を行っております。

ダイアグノデント

当院では、むし歯の深さを測るレーザー測定器「ダイアグノデント」を導入しています。
見た目で「削る」「削らない」の判断をするのではなく、この数値を基準にして削るべきかどうかを判断し、削るべき歯と経過観察するべき歯を判別して、必要最小限の治療を心がけています。
早期発見・早期治療から早期発見、長期観察への思いから導入しております。当院ではなるべく歯は削りたくないと考えております。

半導体レーザー

歯周病は、歯垢(プラーク)が溜まって歯肉(歯ぐき)の血行が悪くなり、気付かないうちに悪化して、ひどくなると歯を支えている骨が溶けてしまい、歯が抜けてしまうこともあるものです。

当院で使用している半導体レーザー治療では、歯と歯肉の間にレーザーを照射することで歯周病の原因菌を除去し、弱っている歯肉の血行をよくして、健康な引き締まった歯肉を再生します。
従来のように歯肉の切除は必要なく、麻酔もせずに、歯周病の治療が可能となります。

笑気ガス精神鎮静鎮痛法

当院では、笑気アナルゲジア(精神鎮静鎮痛法)による無痛治療を行っています。痛みはもちろん、不安・不快・恐怖感を与えず、精神的に安定した状態で安心して治療を受けていただくことができます。
極端に緊張される方、不安・恐怖感のある方はご相談ください。

口腔内カメラ

当院では、口腔内カメラを使用して歯やお口の状態を正確に記録・確認しています。カメラで撮影した映像は診察時に使用するだけでなく、患者様にもご覧いただけるため、治療内容への理解が深まり、安心して治療を受けていただけます。当院のカメラは操作性に優れ、様々な角度からの撮影が可能です。また、先端に高輝度LEDライトを搭載しており、暗くなりがちな口の中も明るくはっきりと映し出せます。

炭酸ガスハードレーザー

当院で使用している炭酸ガスレーザー装置です。
現在、歯科医療に用いられている主なレーザーとしては、「半導体レーザー」「Nd-YAGレーザー」「Er-YAGレーザー」「炭酸ガスレーザー」などがあります。
炭酸ガスレーザーは、遠赤外線領域10,600nmの波長を持ち、強い熱作用があって軟組織に対する吸収が非常によく、レーザーの到達深度も浅層に限局することから組織透過性がありません。

また、一瞬のうちに照射部組織の表層を蒸散させるので、治療部位以外の周囲の組織へのダメージが少ない特徴があります。当院では1997年より炭酸ガスレーザーを導入し、現在3世代目となる機種を導入して治療に用いています。当院では2台を症例により使い分けています。

炭酸ガスレーザーの用途

歯肉の炎症軽減
歯槽膿漏の急性発作、親知らずの痛みなどの急な炎症があるとき、腫れている場所へレーザーを当てると治りが早くなり、痛みが引きやすくなります。
口内炎、アフタ、ヘルペス、義歯による傷の鎮痛・消炎
アフタなどができた場所への1~2回のレーザー照射で痛みが引き、治りも早くなります。また入れ歯の痛みも軽減されるので、入れ歯をあまりたくさん削る必要がありません。
根管治療時の根管消毒
神経の治療のときに毎回レーザーを照射すると、痛みや腫れが早くよくなります。また、根の周りの組織に作用して炎症が治りやすくなります。炎症が治まって根の中に薬を詰め直す場合も、レーザーを用いて根管(歯の神経が入っている管)内を消毒すると、術後の痛みや腫れが起こりにくくなります。
形成後の疼痛緩和と歯面強化
むし歯を削ったあとの歯面にレーザーを照射することによって、一時的にダメージを受けた歯髄の回復を促し、術後の痛みを軽減します。また、レーザーを照射した部分の歯面は結晶構造が変化して耐酸性が増すことがわかっています。
抜歯後、歯周外科治療後の治癒促進・疼痛緩和
抜歯や歯周外科治療のあとに処置部位をその周辺も含めてレーザー照射しておくと、止血が促進され、翌日の痛みや腫れが軽減し、治りも早くなります。インプラント手術後の腫れや痛みを抑える効果もあります。
小帯切除
頬小帯(頬と歯ぐきを結ぶスジ)や舌小帯(舌の下のスジ)が短いと、舌や頬の動きが制限されることで発音に問題が生じたり、歯と歯が開いてしまったりすることがあります。このような場合は小帯を切除しなくてはなりませんが、レーザーを使えばメスによる切除に比べて簡単で、出血もなく縫う必要がありません。痛みも少なくなり、今まで手術が難しかった小さなお子様にも簡単に数分で手術を行うことが可能です。
歯肉の切除
冠(被せ物)を入れるために、歯を削ったあとに歯型をとるとき、歯肉が歯を覆ってしまいうまく型がとれないことがあります。また入れ歯を作る際、ぶよぶよに腫れた歯肉があると入れ歯がうまく合わない場合があります。
従来は電気メスや通常のメスを用いてこれを除去していましたが、術後、治るまでに時間がかかり、痛みを伴う場合もありました。レーザーを照射してこのような歯肉を除去すると、出血も少ないのでその後の治療がスムーズに進み、治癒も他の方法より早くなります。
知覚過敏処置
むし歯ではないのに冷たいものがしみる場合、歯の根元が露出してしみている(象牙質知覚過敏症)ことが多いようです。レーザーを歯または根元の歯ぐきに照射すると、しみる感じが楽になります。効果には個人差があるので、何回か繰り返し照射する場合もあります。
また、知覚過敏の治療薬を同時に塗布するとさらに効果的です。
歯肉のメラニン沈着の除去
歯ぐきの表面にメラニン色素が沈着して黒ずんでいる場合、レーザーを用いて色素を除去すると、健康なピンク色の歯ぐきに戻すことができます。治療は通常、数回レーザーを歯ぐきに照射するだけです。

裏付けのない治療法にご注意

インターネットで検索すると、レーザーのみを使って、歯磨き指導も通常の歯石除去も行わず、数回で歯周病が完治するような広告も見受けられます(しかも全額自費だそうです)。一時的な症状の軽減にはなるかもしれませんが、このような治療には現在エビデンスはございません。

歯周病を根治させるには機械的な方法による歯石の除去と根面の平滑化(機械や手用器具による歯石の除去)、およびプラークコントロールが必要であると考えています。

口腔外バキューム

当院ではすべての診療台に口腔外バキュームを設置しております。
歯を削る時、目に見えないほどの細かな水や粉塵が飛び散ります。
気づかないうちにこの水や粉塵が患者様の顔にかかったり吸い込んだりすることがあります。吸い込んだ浮遊粉塵は人体に悪影響を及ぼす原因となってしまいます。
当院では皆様に安心・安全な治療を受けていただくためにすべての診療台に口腔外バキュームを設置しております。

口腔外バキュームとは

治療中に飛散する水や唾液、金属の破片を患者様の口の外で吸い込む装置のことです。飛散物だけでなく、治療中に発生するにおいも吸い込みます。空気中のウィルスなどの感染性物質を吸引することで感染予防対策に有効であるとして、厚生労働省にも導入を推奨されています。

口腔外バキュームの効果

東京技研の公式Youtubeでは、口腔外バキュームを使用した場合と使用しない場合でどれほど違いがあるのかを動画で紹介しています。

口腔外バキュームを使用することで、口腔外に飛散された粉塵がほぼ完璧に捕集されていることがわかります。
飛沫感染の原因となる5μmより小さい粉塵も確実に捕集できます。

安心・安全な治療を目指して

当院では口腔外バキュームのような医療機器の導入だけでなく、ドクター・衛生士・スタッフ全員による治療前後の徹底したアルコール消毒や毎日の検温など万全の体制で治療に臨み、日本歯科医師会が感染症対策を実施している歯科医院に対して発行する『みんなで安心マーク』を取得しています。
今後も日々改善を続けてまいりますので、安心してご来院ください。