Column

歯ぎしり

歯ぎしりが及ぼす影響とは?

こんにちは!

皆さんは、朝起きた時に顎が痛いと感じたことはありませんか?または、肩こりや頭痛など身体の不調を感じたりしていませんか?

実はその症状、歯ぎしりが原因かもしれません。

歯ぎしりは自覚している人もいらっしゃいますが、自分では気づかずに無意識にしている方も結構いらっしゃいます。今回は歯ぎしりについてお話しします。

歯ぎしりとは?

歯ぎしりというと、歯をギリギリこすり合わせるイメージがあるかもしれませんが、音がしない歯ぎしりもあります。この場合は本人のみならず、周囲の人にも気づかれにくいため、放置されて様々なトラブルの原因になることもあるので要注意です。「私は大丈夫」と思っているあなたも実は歯ぎしりに気づいていない可能性があります。

歯ぎしり・食いしばりのサイン

☑️朝起きた時に顎がだるい・痛い

☑️集中しいてる時、気づくと歯を食いしばっている

☑️頭痛や肩こりがひどい

☑️冷たいものを飲むと歯がしみる

☑️頬の内側に歯形がついている

☑️頬の内側によく口内炎ができる

こういった症状はありませんか?

また、皆さんは「骨隆起(こつりゅうき)」という言葉を聞いたことはありますか?

骨隆起とは、お口の中の骨が一部ポコっと盛り上がっている状態のことです。よくみられる場所は、上下奥歯の外側や上顎の真ん中や下顎の内側(奥歯付近)です。鏡でチェックしてみてください。

骨隆起は、歯ぎしりや食いしばりによって顎の骨に加わる強い力から骨を守ろうとする防御反応の一つで骨が過剰に盛り上がる現象によってできます。

もし骨隆起がある方は、歯ぎしりや食いしばりをしているサインです。

歯ぎしりの種類

歯ぎしりには次のようなタイプがあります。

グラインディング

上下の歯をギリギリこすり合わせる一般的なタイプ

クレンチング(音がしないタイプ)

無意識に歯を強くかみしめたり、くいしばるタイプ

タッピング

歯をカチカチとすばやく合わせるタイプ

 

ナッシング

一定の場所だけキリキリこすり合わせるタイプ 

皆さんはどのタイプに当てはまりましたか?

特に音がしない歯ぎしりクレンチングには要注意です!!

歯ぎしりには体重以上の力が歯にかかり続けると言われています。就寝中は約100~250キロ(人によってはそれ以上)もの凄まじい力がかかっています。これは起きている時の2~4倍の負荷です。

なぜ、それほどの力が出るのかというと、起きている間は、脳が「これ以上噛むと歯が壊れる」とブレーキをかけます。

しかし、睡眠中は脳のストッパーが外れるため、筋肉がもつ最大限の力を出してしまいます。

なぜ歯ぎしりは起こるの?

歯ぎしりが起こる原因は完全には明確にされていませんが、次のようなことが挙げられます。

ストレス

歯ぎしりの多くはストレスが原因だとされています。人間は無意識に歯を食いしばることで、不安や憂うつな気持ちを解消しているようです。つまり、歯ぎしりをすることによってストレスを解消しているのです。

飲酒・喫煙

飲酒や喫煙により眠りが浅くなり、睡眠中の歯ぎしりが起こりやすくなります。アルコールやニコチンの摂取は歯ぎしりの症状を悪化させるリスクがあります。

噛み合わせ

噛み合わせが悪い人は、噛み合わせた時に特定の歯だけが強く接触したり、詰め物や被せ物が高すぎてぶつかっていたりすると歯ぎしりの原因になることがあります。歯並びが悪い人も含まれます。

歯ぎしりの悪影響

では、歯ぎしりによってどのような悪影響を及ぼしているのでしょうか?

[歯への影響]

歯が異常にすり減る

上下の歯をギリギリし続けることにより、歯がすり減り、歯の高さが低くなって、見た目も老けて見えるようになります。

歯周病が進行する

歯周病を悪化させる要因に「過剰な力」があります。強い力で歯を揺さぶられることによって歯を支えている骨にも力がかかり、歯周病の進行が一気に加速する可能性があります。

歯が欠けたり割れたりする

歯ぎしりによって、歯の表面が欠けたり、歯自体が根元まで割れることがあります。虫歯などで神経を取っている歯は脆いため、歯は割れやすくなっています。歯ぎしりによって、強い力が加わることで、歯の根元まで割れると、噛むたびに亀裂が広がり痛むことになります。または、虫歯治療で詰めたものや被せものが割れてしまうこともあります。

知覚過敏を起こす

歯の根元に力がかかり続けることで、その部分がえぐれたように削れてしまうことで知覚過敏を起こしやすくなります。冷たいものを飲んだ時にしみる、削れた部分に歯ブラシの毛先が当たって痛むなどの症状が出ます。また、歯がすり減ったり、歯に亀裂が入ったりすることでも知覚過敏になります。

顎の関節に悪影響を及ぼす

強く噛み続けることで、顎の周囲の筋肉が緊張状態になり、顎の関節にも大きな負担がかかり続けます。そのため、口が開きにくくなったり(顎関節症)、顎の周囲に痛みが出る原因になります。

[身体への影響]

頭痛

歯ぎしりや食いしばりにより、頭の横にある筋肉が緊張状態になり、この状態が続くことにより頭痛が起こりやすくなります。

首の痛み・肩こり

歯ぎしりをしていると噛む筋肉も緊張状態となり、この筋肉は首や肩の筋肉ともつながっているため、顎の疲れだけではなく首や肩の痛みの原因にもなります。

腰痛

顎のズレが起こり、それが原因で体にもズレが生じて姿勢が悪くなり腰痛の原因になります。

顔が大きくなったり、見た目が変わる

噛む筋肉が緊張し、盛り上がることにより、顔が大きくなった、エラが張ったように見えるなど見た目にも影響を及ぼすことがあります。

このように歯ぎしりには様々な悪影響を及ぼすためそのまま放っておくことはとても良くないことです。

しかし、眠っている間に上下の歯が合わさることは誰にでもあります。しかし、その程度がひどければ、悪影響が起こる前に対処することが大切です。

歯ぎしりに自覚がある人もない人もまずは対策をしてみましょう。

歯ぎしり・食いしばりの対策

ナイトガード(マウスピース)

歯ぎしりや食いしばりによる歯へのダメージを軽減するために、寝ている間にナイトガード(マウスピース)を装着します。これにより、歯や顎にかかる負担を分散させ、摩耗や歯の損傷を防ぐことができます。

マウスピースは市販品もありますが、しっかり歯形に合っていないと噛み合わせや歯並びに悪影響を、及ぼす場合があります。歯科医院で歯形を取って作る、自分のお口に合ったナイトガードを使うことをお勧めします。

ボトックス治療

ボトックスとは、噛み締めた時にこめかみのところに出る筋肉にや顎の筋肉に直接注射で薬剤を打つことで、筋肉を弛緩させる効果があります。筋肉を弛緩させることにより、歯ぎしりや食いしばりの症状を緩和させることができます。

顎関節クリーム

クリームを塗るだけで筋肉の緊張を和らげ、血流を促進する効果のあるインセンティブクリームというものもあります。南米で採れる天然由来成分のスピラントールが配合されています。ヴィーガンボトックスとも言われ、痛みを和らげる効果や、むくみ解消、表情筋の緊張をほぐすなどの効果があります。

顎関節症の方のお悩みである、筋肉の痛みや張りなどの症状も軽減させます。既存のボトックス注射で懸念されていた表情の引きつりなどの欠点がありません。

比較的安価なのもポイントです。

また、美白やシワを伸ばすなどのアンチエイジングにも効果があり、毎日の美容クリームとしても使用できるものです。

シワ改善・疼痛緩和・リフトアップ・温熱効果・筋肉のリラックス効果・治癒促進・美白・ハリ・

皮下脂肪代謝促進・血行促進なとが期待されます。

ボトックス注射に抵抗がある方などは、まずはクリームから始めてみるのもいいかもしれません。

歯ぎしりや食いしばりは、自分では気づきにくい習癖です。

歯は一度すり減ったり欠けたりすると、元の状態には戻せません。

気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。